XSIでテクスチャマッピング

前回までは何の色もついていない立方体だったが、今日はそれに画像(テクスチャ)を貼る。

テクスチャ

まずはテクスチャの用意。
いつもは大体OpenGLで使うことを前提にしているので、テクスチャは2のn乗(8,16,32,64,128,256・・・)のサイズにする。
フォーマットは何が対応しているのかわからないが、bmp,tga,pic,pngあたりは使えるはず。今回はpng。
用意した画像はこれ。
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テクスチャが用意できたら、XSIを立ち上げてポリゴンメッシュの立方体を作成。
各面適当な数に分割して、カメラビューの表示をテクスチャにする。
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ポリゴンの選択

"i"キーを押すと(訂正)"u"キーを押すとポリゴン選択モードになり、オブジェクトの面をクリックするとポリゴンを選択できる。
複数選択したいときはクリックしたまま複数ポリゴンの上をマウスで通るか、
Ctrlキーを押しっぱなしにして、1枚1枚クリックして選択する。
今回は使用しないが、他にもポリゴンを構成するエッジ(境界線)やさらにそれを構成する各頂点を選択するモードもあるので、後日やり方を書く。
とりあえずこれでポリゴンを選択したところ。
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マテリアル設定

マテリアルとは材質や色に関する設定で、オブジェクト単位やポリゴン単位で設定できる。
今回は選択したポリゴンのみに設定する。
ポリゴンを選択したまま、左上のマテリアル->phongを選択すると、マテリアルを設定するウィンドウが出る。
ウィンドウが開くと、ディフューズやスペキュラの設定項目が出てくるので、
ディフューズのカラーのR項目の右にあるプラグのようなボタンを押す。
するとメニューが出てくるので、イメージを選択する。
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イメージを選択するとウィンドウの表示が変わり、ダミーテクスチャが表示されるので、
"noIcon_pic"と書かれた部分の横の新規ボタン->ファイルから新規作成を選び、
用意したテクスチャを選択する。
テクスチャがウィンドウに表示されたら、少し下にあるテクスチャプロジェクションを設定する。
テクスチャプロジェクションはテクスチャの貼り方の設定だが、詳しくはgoogleに聞くこと。
新規->UVを選択するとオブジェクトにテクスチャが反映される。
ここまでできたらマテリアルの設定完了。
ちなみにXSIの子ウィンドウはブラウザのように前に戻る、次へ進むのボタンが
上のほうについているので、前に戻りたければそれを押す。
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テクスチャマッピング位置調整

テクスチャは貼れたが、きれいに貼れていないのでこれの調整を行う。
調整はテクスチャエディタというビューがありそれで行う。
左上が現在トップビューになっているが、ビューのメニュー内にTexture Editorという項目があるのでこれを選択する。
するとビューが変わり、頂点がどの部分のテクスチャを参照しているかが表示される。赤い頂点が現在選択しているポリゴンに使われている頂点。
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今回はとりあえず貼ることを目標にしているので、細かい設定はせずにサクッと済ませる。
テクスチャエディタビューの下から2段目、右から5番目に平面にペッタリくっつけるようなアイコンのボタンがあり、
これを使うとうまいことマッピング位置を調整してくれるので、これを押して、中に出てくるベストフィットを選択する。
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これで一応テクスチャが貼れたと思うが、右上メニューにあるオブジェクトボタンを押して、オブジェクト選択モードにしてから
カメラビューでよく見ると、今回貼った面以外の場所にも適当に貼られていることがわかる。
他の面の調整に関しては、
同じテクスチャを使用するなら、ポリゴン選択->テクスチャエディタで頂点位置調整、
違うテクスチャを使用するなら、ポリゴン選択->マテリアル設定->テクスチャエディタで頂点位置調整という方法で調整できると思う。
そのうち前者の方法でオブジェクトを作ってみる。
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また明日気が向いたら、ポリゴン、エッジ、頂点の選択や操作について書く。